太陽光パネルを選ぶときのポイント
①価格
価格とは、安さではなく1W当たりの価格で比較することが多いです。
発電する力に対するコストパフォーマンスを見定めるためです。
②変換効率や自発電量の高さ
変換効率とは、[モジュールの公称最大出力w]÷[モジュール面積㎡×1000w/㎡]で計算されます。
面積当たりの発電量をあらわしたものです。
③実発電量
影や曇りの状態でも発電量が下がらないかという、実発電量に力を入れているメーカーもあります。
国内主要メーカー
シャープ
シャープの太陽光発電システムは60年以上の長きにわたって技術を蓄積してきました。 施工実績も豊富で、約87万軒で太陽光発電システムを設置しています。 フラッグシップモデルの「BLACKSOLAR ZERO」は、黒一色に統一された美しいデザインの太陽光パネルで、2022年6月の実験で世界最高の変換効率32.65％を達成しました。
京セラ
日本で初めて住宅用太陽光パネルを販売した、伝統のある京セラです。 佐倉ソーラーエネルギーセンターに設置された太陽光発電システムは現在も稼働を続けており、パネルの高い技術と長期信頼性をを実証しています。 住宅用太陽光発電システムには、標準保証 (無償)に加え、機器 15年・自然災害 15年・出力 20年の保証をセットにした「トリプル保証」 (有償)を導入しています。
パナソニック
パナソニックといえば「HIT」が有名ですが、現在は「MODULUS(モデュラス)」シリーズを発売しています。 パナソニックの太陽光発電パネルは熱に強く、真夏の強い直射日光にさらされてもしっかりと発電するので、冷房をたくさん使う季節でも安心できます。 さらに、長期保証も魅力的で、25年の出力保証と15年の周辺機器の製品保証が無償でついてきます。
ソーラーフロンティア
ソーラーフロンティアの特徴であるCIS薄膜太陽電池は2022年6月末に生産を終了しており、現在はOEMで太陽光発電パネルを製造しています。 太陽光パネルの出力も405Wと大きく、たくさんの発電量が見込めます。 保証も充実しており、出力保証が無償で25年ついているだけでなく、周辺機器保証も無償の10年標準保証と有償の15年ワイド保証から選ぶことが可能です。
長州産業
長州産業は太陽電池モジュールを国内で生産しているメーカーで、海外メーカーに負けないリーズナブルな価格帯で販売しています。 構成機器保証や出力保証はもちろんのこと、雨漏りに対する保証を無償で提供しています。（自社認定業者が指定の課題を使用して施工した場合） 国内メーカーである長州産業は日本の気候・家の特性を熟知しており、様々な気象条件を想定した試験が行えるため、高い信頼性と品質を兼ね備えています。
ネクストエナジー・アンド・リソース
ネクストエナジーは長野県に本社を置く国内メーカーです。 品質検査基準も厳しく、自社試験設備にて独自の信頼性試験を行っています。 低価格で勝負する海外メーカーに対抗できる価格帯を実現しており、コストパフォーマンスが高さが人気です。 機器保証や出力保証だけでなく経済損失保証など、保証面も充実しています。
海外主要メーカー
カナディアンソーラー
カナダで創業したカナディアンソーラーは、中国を中心にパネルの生産を行っています。 厳しい品質管理を設定しており、JISで定められた試験基準以上の厳しい試験を実施しています。 海外メーカーの代表格で、世界160カ国以上で利用されている実績を持っており国内でも人気のメーカーです。 低価格ながら発電性能も高く、さらに保証制度も魅力で、メーカー規定の取り付け方をしていれば、製品と出力の保証がどちらも25年となっています。
ハンファQセルズ
ハンファQセルズは、ドイツに設立したQセルズを韓国のハンファグループが買収して誕生した、韓国のメーカーです。 技術力の高さに定評があり、セル同士の間隔を極力なくして高密度な状態を作り、出力やモジュール変換効率をアップさせています。 トップクラスの生産能力で大量生産による低価格を実現し、コストパフォーマンスにも優れています。 15年間のシステム保証に加えて25年間の出力保証も無償でついているので、保証制度も充実しています。
トリナソーラー
トリナ・ソーラーは中国江蘇省常州市に拠点を置くメーカーです。 非常に低コストでの設置が可能で、とにかく初期費用を抑えたい方に人気です。 独自のガラス構造を採用しており、高い耐久性と変換効率を実現しています。 システム保証は10年間、出力保証は25年間または30年間がついていて、保証面でも安心できます。
