新型コロナウイルスの感染拡大以降、「少人数で楽しめる」「外出自粛で溜まったストレスを解消できる」などの理由から、キャンプは一躍大きなブームとなりました。
それに伴い、近頃では新しいキャンプギアが続々登場しています。
一口にキャンプギアと言っても、デザインがお洒落なものから高性能なものまで、その特徴はさまざまです。
そこで今回は、数あるキャンプギアの中でも特にサステナブルに配慮し、かつ品質の高さも兼ね備えた商品を紹介していきたいと思います。
GREEN MOTION(グリーンモーション)「エコキッチンクリーナー」
「GREEN MOTION(グリーンモーション) エコキッチンクリーナー」は、海洋タンカーの事故処理研究から生まれたキッチン用洗剤です。
洗浄成分の100%が植物由来となっており、そのうちほとんどが水となっているため、環境にも肌にも優しいのが特徴です。
また、防虫・防菌効果のある青森ヒバの天然製油も入っています。
コンロ、レンジ、トースターなどのキッチン用品はもちろん、食器やまな板の洗浄・除菌にも使用することができます。
環境と肌に優しいだけでなく、高い洗浄力と分解力も兼ね備えているため、少量でもしっかり汚れを落とすことができます。
さらにはキッチンクリーナーと油を馴染ませ、拭き取るだけでも綺麗になるので、水場が遠いキャンプ場や、水が沢山しようできない災害時などにも活躍してくれる洗剤です。
なお、現在はキッチンクリーナーの他に、洗濯用洗剤、家中に使える万能クリーナーがラインナップしています。
GREEN MOTION – marcs STORE
Beluga(ベルーガ)「多機能テント」
「Beluga(ベルーガ)」は、廃棄プラチックを原料に使用し、染料で全く染めずに作られた環境に優しいテントです。
テントを支えるアルミポールにも、高い耐久性と環境負荷の低減の両方を実現する素材が使用されています。
ちなみに「ベルーガ」という名は、絶滅の危機に瀕しているシロナガスクジラに敬意を表して付けられたものです。
また、ベルーガは1つのテントの中に、タープ、ハンモック、日よけシェルターなど、合計6つの機能を備えている点も特徴です。
そのためキャンプだけでなく、スポーツ観戦、花見、海水浴、庭での昼寝、木の下でのヨガなど、さまざまな場面で活用することができます。
連結も可能なため、ソロキャンプ、グループキャンプ問わず使いたくなるテントです。
Beluga(ベルーガ) – Qaou
Coleman(コールマン)「オーガニックテーブルウェアセットファミリー」
Coleman(コールマン)が販売している「オーガニックテーブルウェアセットファミリー」は、竹やトウモロコシといった植物由来の素材を50%以上使用して作られたアウトドア食器セットです。
付属品のメッシュケースにはリサイクルポリエステルを使用し、石油系原料の使用削減によるCO2排出量抑制に貢献しています。
また、洗い終わった後の食器をメッシュケースに入れてランタンポールなどにつるすと、そのまま食器を乾かすことができるため、機能性も十分です。
アウトドアギアの老舗ブランドであるコールマンならではの落ち着いたデザインと質感を持つ食器は、キャンプだけでなく普段の生活でも使いたくなること間違いなしです。
プレート、ボウル、カップが4セットずつ揃っているため、家族や友達とのキャンプ時にピッタリのアイテムです。
ORGANIC TABLEWARE SET FAMILY – Coleman
株式会社プレーリードッグ「カポック寝袋」
株式会社プレーリードッグが販売している寝袋には、新素材「カポック」が使用されています。
カポックとは熱帯雨林に原生する樹木のことで、寝袋にはカポックの実の中に入っている綿毛が使用されています。
栽培に農薬や化学肥料を使わないこと、樹木を伐採することなく実だけを採取することから、サステナブルな新素材として注目を集めています。
カポックの綿毛は羽毛に匹敵するほど軽く、その軽さは通常の綿毛の1/8程度だと言われています。
また、通気性と保温性にも優れている点も特徴です。
株式会社プレーリードッグが販売している寝袋には、カポックの他に「ダクロン®」という撥水性と耐久性の高い素材が使われており、それによって快適な寝心地と洗いやすさを実現しています。
なお、寝袋の外側と内側には難燃素材の生地を使用しているため、キャンプファイヤーから火の粉が飛んでも安心です。
その他にも、内側にはスマホなどを収納できるポケットが付いていたり、寝袋として使わない時はクッションとして使えたりと、さまざまな機能を兼ね備えています。
カポック寝袋 – Makuake
CARRY THE SUN(キャリー・ザ・サン)「ソーラーLEDランタン」
「CARRY THE SUN(キャリー・ザ・サン)」は、畳んで持ち運びができる超軽量ソーラーLEDランタンです。
上部に搭載されたソーラーパネルで充電することで、自然な優しい光を放ちます。
使う時は紙風船のように膨らませて使い、収納時はぺちゃんこに畳むことができるため、キャンプやテント泊登山などに気軽に持って行ける点が特徴です。
また、パネルの反対面にはベルトが付いているので、テントの天井に引っ掛けることもできます。
ちなみに重さは大サイズが86g、小サイズが57gとなっています。
なお、バッテリーソーラーパネルには最新モデルが採用されており、さらにバッテリーの残量が分かるインジケーターも搭載されています。
デザイン性も高いため、環境に配慮しつつお洒落にキャンプを楽しみたい方にとっては、まさにうってつけの商品だと言えるでしょう。
CARRY THE SUN
Montagna(モンターナ)「ハンモック用ツリープロテクター」
「Montagna(モンターナ)ハンモック用ツリープロテクター」は、ハンモック設営時に使用するためのツリープロテクターです。
自然に囲まれた空間で、ハンモックに寝そべるのはとても気持ちが良いですよね。
しかし、ハンモックを設営する際にロープなどを木に巻き付けると、場合によっては木に大きなダメージを与えてしまうことになります。
ツリープロテクターは、そんなハンモック設営時に木を保護することができる、森林環境に配慮したアイテムです。
150cmのロングサイズとなっているため、ハンモック以外にもハンギングベルトやロープの取り付けなどに使用することができます。
面ファスナー式となっており、着脱をスムーズに行える点が特徴です。
なお、モンターナはこの他にも、キャンプ時に出たカップラーメンや鍋の残り汁を固めて捨てられる「固めてエコキャン」というエコアイテムも販売しています。
Montagna
株式会社沖セキ「GR‐New10(ポータブル足湯装置)」
墓石を中心とした石材加工・卸業を営む株式会社沖セキが販売している「GR‐New10(ジーアールニューテン)」は、石材の加工時に出た廃材を活用した、手軽に足湯を楽しめるアイテムです。
GR‐New10は、ステンレスケースと蓄熱石がセットになったアイテムです。
使用方法は、まずステンレスケースを組み立て、水またはお湯を貯めたバケツの真ん中に置きます。
次に、キャンプファイヤーやBBQなどで使用した火で蓄熱石を熱し、十分に温まったらバケツの中に入れたステンレスケースに投入します。
バケツの中のお湯が蓄熱石によって温まったら、足湯を楽しむことができます。
蓄熱石には、蓄熱性が高く、熱伝導率が低い花崗岩の廃材が使用されているため、お湯を長時間保温することが可能となっています。
自然の中でのんびりと浸かる足湯は、キャンプの新たな魅力を発見させてくれること間違いなしです。
現在、GR‐New10は神奈川県川崎市へのふるさと納税の返礼品として手に入れることができます。
GR‐New10 – ふるさとチョイス
SEAL OUTDOOR(シール アウトドア)シリーズ
SEAL OUTDOOR(シール アウトドア)シリーズは、廃タイヤを活用したアイテムを多数販売している日本発のエシカルブランド「SEAL」が、キャンプ向けに新たに開発したシリーズです。
現在は、ギアコンテナL、ギアコンテナM、シェラカップケース、メスティンケースの4種類がラインナップされています。
これらすべてのアイテムには、廃材となったタイヤチューブが使われているだけでなく、アメリカ連邦規格によって定められている軍用規格「ミルスペック」に対応したコットンが組み合わせられています。
縫製はすべて日本の職人が担当しており、高い耐久性と品質を兼ね備えたアイテムに仕上がっています。
また、廃タイヤはそれぞれ使用感が異なるため、形やパターンが1つ1つ違う点も魅力です。
SEAL OUTDOOR – SEAL
まとめ
今回は、サステナブルなキャンプギアを8種類紹介しましたが、「これ欲しい!」思えるアイテムはあったでしょうか?
キャンプに行く時は、楽しもうとする気持ちはもちろん、環境に配慮する姿勢も忘れずに持って行きたいものですね。