太陽光発電入門にピッタリ!ソーラーモバイルバッテリーを持つメリットと注意点

太陽光発電

スマートフォンが普及してからというもの、世間では外出先でも充電できるようにモバイルバッテリーを持ち歩く人が多くなりました。
普段の通勤時はもちろん、遊園地やキャンプに行く時に持っておくと、スマホの充電切れを心配せずに済みますよね。
また、災害時の非常用電源としても、一家に一台あると安心です。

このように、いまや現代人に無くてはならない存在のモバイルバッテリーですが、近頃では表面にソーラーパネルが搭載された「ソーラーモバイルバッテリー」があることをご存知でしょうか?
今回は、ソーラーモバイルバッテリーを持つメリットと注意点、そしてオススメのソーラーモバイルバッテリーなどについて解説します。

ソーラーモバイルバッテリーを持つメリット

大容量

モバイルバッテリーの容量は、基本的にmAh(ミリアンペア)という単位で表記されます。
このmAhの数値が大きいほどバッテリー容量が大きく、スマホやタブレットに充電できる回数も多くなります。

一般的なスマホの場合、バッテリー容量は2,500mAh前後だと言われています。
つまり10,000mAhのモバイルバッテリーの場合、電圧の変換時に多少の電力ロスが生じることを加味すると、約2、3回スマホを充電できることになります。
1日外出すると考えると、2、3回充電できれば十分なため、現在販売されている多くのモバイルバッテリーは10,000mAh前後となっています。

とはいえ、キャンプや災害時においては、できるだけ多くの容量があるバッテリーの方が安心ですよね。
ソーラーモバイルバッテリーはそういったシチュエーションを踏まえ、約20,000~60,000mAhと比較的大容量に設定されているモデルが多いのが特徴です。

オプション機能付きの製品が多い

前述したように、ソーラーモバイルバッテリーは通常のモバイルバッテリーに比べ、キャンプや災害時などのシチュエーションを想定して作られています。
そのため多くのモデルには、充電機能以外のオプションが搭載されています。

たとえば、多くのソーラーモバイルバッテリーに付属しているLEDライトは、夜間のアウトドアや停電時に役立ちます。
また、持ち運びやすいようにカラビナが付いていたり、防水・防塵加工が施されていたりすることもあります。
その他、手回し充電機能、ワイヤレス充電機能、ラジオ機能が搭載されているモデルも販売されています。

太陽光発電の仕組みを手軽に学べる

「太陽光発電に興味はあるけど、いきなり大きなソーラーパネルを導入するのはちょっとハードルが高い…」と思っている方は少なくありません。
近頃は住宅用太陽光発電システムよりは手軽に導入できる「ポータブル電源とソーラーパネルのセット」なるものも販売されていますが、それでも安くて4万円前後と決して安くはありません。

その点、ソーラーモバイルバッテリーは高くても1万円前後と、比較的リーズナブルな価格で販売されています。
さらにAmazonや楽天市場といった通販サイトのセールを利用すれば、人気の製品を3,000~5,000円で購入することもできます。
価格の手頃さ、スマホやタブレットを充電できる手軽さ、持ち歩けるサイズ感などを考えると、太陽光発電の仕組みを知るための「入門」としてピッタリの存在だと言えるでしょう。

ソーラーモバイルバッテリーを持つ上での注意点

通常のモバイルバッテリーに比べて重い

ソーラーモバイルバッテリーのメリットとして、通常のモバイルバッテリーよりも大容量であること、オプション機能が多数であることを挙げましたが、一方で多機能であるからこそ重量が大きくなってしまうという難点もあります。
そのためテーマパークで一日中遊んだり、ハイキングに出かけたりする時に持って行くと、時間が経つにつれ重さが辛くなり、必要以上に疲れてしまうかもしれません。
基本的に、長時間徒歩で持ち歩くには不向きだと言えるでしょう。

持ち歩く用には容量が少なめで軽いモバイルバッテリー、非常時用には大容量のソーラーモバイルバッテリーといったように、いくつかの場面を想定して両方備えておくと良いかもしれません。

ソーラー充電だけではなかなか満充電にならない

ソーラーモバイルバッテリーは、電源が使えないキャンプ時や災害時にあると心強い一方、やはり太陽光発電だけでは満充電までにかなり時間がかかってしまうという難点があります。
メーカーによって差はありますが、太陽光だけでMAXまで充電させるには、およそ50~150時間を要します。

「それじゃあ持っていても意味ないじゃん!」と思う方もいるかもしれませんが、ソーラーモバイルバッテリーのほとんどはUSBでの充電にも対応しています。
何より大容量であることには変わりないので、基本的にはUSBで充電をしておき、ソーラー充電は「本当に非常時になったら使う」程度に思っておくと良いでしょう。

炎天下の中に放置すると爆発する危険性あり

モバイルバッテリーやスマホに内蔵されているリチウムイオン電池が何かをきっかけに破損すると、発火や爆発事故が発生することがあります。
東京消防庁によると、平成28~令和2年までの5年間で399件、令和3年1月~9月までの間で90件のリチウムイオン電池火災が発生しています(東京消防庁管内)。

リチウムイオン電池が発火・爆発する原因としては、初期不良の他に「外部からの強い衝撃」と「高温」が挙げられます。
ズボンの後ろポケットに入れたまま座ってしまったり、思いきり地面に落としてしまったりといったことは、スマホや通常のモバイルバッテリー問わずありがちなことです。
ソーラーモバイルバッテリーの場合はこれに加え、外に長時間放置することによる高温リスクもあるため、暑い日にソーラー充電を行う場合は特に注意が必要です。

オススメのソーラーモバイルバッテリー4選

ここからは、Amazonや楽天市場で購入可能なオススメのソーラーモバイルバッテリーを紹介します。

DeliToo「ソーラーモバイルバッテリー 40800mAh」

画像引用:Amazon

中国のメーカー「DeliToo」が販売するソーラーモバイルバッテリーには、Type-C・micro USB・USB-Aの3種類のケーブルが内蔵されている点が特徴です。
さらにワイヤレス充電にも対応しているため、最大4台を同時に充電することができます。
また、付属のLEDライトは点灯、フラッシュ、SOSなどのモードを選択することができます。
容量も大きく、多機能な割にはリーズナブルなため、「なるべく安くて、そこそこ多機能なものが良い!」という方にオススメです。

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LiberFlyer「チャージックミニプロ® 12,000mAh」

画像引用:Amazon

LiberFlyerは、災害などの様々なシーンでも使えるオリジナル製品の開発、販売を行っている東京発のトラベル・アウトドアブランドです。
そんなLiberFlyerが手掛ける「チャージックミニプロ®」は、USB充電とソーラー発電に加え、手回し充電機能が搭載されている点が特徴です。
容量はソーラーモバイルバッテリーの中では比較的小さめですが、その分軽量となっているため、軽くて多機能なソーラーモバイルバッテリーをお求めの方にオススメです。

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楽天市場商品ページ

Anker「PowerCore Solar 20000」

画像引用:Amazon

「PowerCore Solar 20000」は、2009年にGoogleから独立したエンジニア達によって立ち上げられたハードウェアメーカー「Anker」が手掛けるソーラーモバイルバッテリーです。
Ankerはモバイルバッテリーやスマホ関連商品やの開発・販売を中心に行っており、その品質の高さから国内外問わず絶大な人気を得ています。
そのため、「信頼できるメーカーのものを選びたい」という方にオススメです。

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MOTTARI「ソーラーモバイルバッテリー 61200mAh」

画像引用:Amazon

MOTTARIのソーラーモバイルバッテリーは、ソーラー充電、USB充電、手回し充電ができることに加え、3種類のケーブルやLEDライトも搭載された、ここまで紹介した中で最も高機能なモデルです。
容量も61200mAhとかなり大容量となっており、スマホやタブレットの他にパソコンやゲーム機などを充電することも可能です。

容量が大きい分、他の製品より重量もあるのがやや難点ですが、「多少重くても良いから高機能なものが欲しい!」という方にはピッタリの製品なのではないでしょうか。

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まとめ

今回は、ソーラーモバイルバッテリーのメリット、注意点、オススメの製品などについて解説しました。
ソーラーモバイルバッテリーは一台あると安心ですが、前述したようにモバイルバッテリーに搭載されたソーラーパネルでは、十分な発電効果を感じられない可能性もあります。
もしソーラーモバイルバッテリーを実際に使用してみた上で、「より本格的な太陽光発電に取り組んでみたい」と思った場合は、どうぞお気軽に当社までお問い合わせください。

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