風力発電

時々旅行などで海沿いや高原に行くと、いくつもの風車がそびえ立っている壮大な光景を目にすることがありますよね。実はあれらの風車の多くは、風力発電を行うために設置されたものとなっています。 風力発電の歴史の始まりはなんと約120年以上前にも遡ると言われており、 太陽光発電が開発されるよりもずっと前から完全な自然エネルギーとして人々の暮らしを 支えてきました。

暖かな気候や大自然に恵まれ、新型コロナウイルスの感染拡大以前は日本からも多くの観光客が訪れていたハワイ。 そんなハワイでは、2015年に全米で初めて「2045年までに再生可能エネルギーの普及率を100％にする」という法律が制定されて以降、再エネ普及に向けた様々な取り組みが行われています。

再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法、通称「再エネ特措法」の導入以降、小出力発電設備を中心に太陽光や風力といった再エネ発電システムの設置件数は年々増加しています。 一方、小出力設備を含む再エネ発電システム関連の事故が大きな社会的影響を及ぼしたケースも発生しており、近年では安全の確保が課題になっています。

再生可能エネルギー（以下、再エネ）の普及が推進される第一の理由は何と言っても 「環境負荷軽減のため」ですが、近年ではその特性を活かし、復興や地域活性化のための足掛かりの1つとして取り入れる地域も少なくありません。