100%自然エネルギーの国!
昨年起こった大地震から一年が経過しました。
あの日から私たちは本当にたくさんのことを考えさせられ、これからどうしていかなくてはいけないのかという課題がたくさんあることに気付かされたのではないかと思います。
その中でも大きな問題となっているのが原子力発電所や電力不足のことではないでしょうか。ニュースでやっていましたが、福島原子力発電所の付近は放射線の影響でいまだに立ち入り禁止となっていたり、震災で大量に出たがれきの受け入れ等もなかなか進まない状況にあるとのことでした。
こんな時にテレビで「100%を自然エネルギーで賄っている国がある」という特集を見ました。その国というのがアイスランド共和国で、地熱資源量と活火山の数が多いため地熱発電ですべてを賄っているそうです。ただ電気をつくるだけではなく地熱発電所からでた熱水を各家庭に供給し地下に張り巡らしているパイプに通すことで玄関先の雪を解かすことができたり、その熱水を利用した暖房機があったりと非常に合理的な仕組みになっていました。今年も東北地方では大雪による被害が非常に多くありましたが、この方法が東北地方で取り入れられたらとっても合理的なのではと思いました。
日本は地熱資源量と活火山の数が世界3位で、アイスランド共和国と非常に環境が似ているそうです。また、この国や世界にある地熱発電所のタービンの約7割が日本製のものであり、日本はその素晴らしい技術を持っているのに国の決まりなどの理由からなかなか地熱発電所が作られていないとのことでした。
現在の日本の自然エネルギーはまだごくわずかで火力や原子力に頼らなくてはいけないのが現状です。放射能や石油の問題がなくなるように早く日本も自然エネルギー100%の国になってほしいですね。
昨年3月11日の東日本大震災と原発事故により犠牲になられた方々とそのご家族、関係者に深い哀悼の気持ちを表明しすべての被災者、とりわけ今なお避難生活を強いられている方々に心からのお見舞いを申し上げます。
2012年03月12日 |
カテゴリ: 太陽光発電